DV・モラハラの相談
DV・モラハラの相談について
DVやモラハラを理由に、離婚を決意される人は多くいます。
しかし、DVやモラハラの問題は、家庭内の力関係や心理的なコントロールによって行われることが多く、被害者が自力で抜け出すのは非常に困難です。
そのため、相手方に対する恐怖心や離婚後の生活不安などを理由に、別居や離婚の申し出に踏み切れないケースも多く見受けられます。また、モラハラやDV被害が常態化しているため、被害を受けている自覚を持つこともできずにいる人もいます。1人で抱え込まずに、弁護士に相談しましょう。
モラハラ・DVとは
モラハラとはモラルハラスメントの略であり、人格非難をしたり、無視をするといった精神的な暴力をいいます。
DVとは、ドメスティックバイオレンスの略であり、配偶者等に対する暴力です。
暴力には、身体的な暴力に限らず、精神的な暴力や経済的な暴力も含まれています。
DVは、配偶者に対する暴力であり、婚姻関係を継続し難い重大な事由として離婚原因となります。
モラハラについても、精神的な虐待といえる場合には、離婚原因の一つとなります。ただし、モラハラがあったとしても、それが精神的な虐待にまで至らない場合には、離婚原因にはなりにくいでしょう。
モラハラ・DVを理由に離婚したい場合のポイント
モラハラやDVを理由に離婚を考える際には、いくつかの重要なポイントがあります。
まず第一に、離婚手続きを進めるためには、証拠の確保が非常に重要です。モラハラもDVも離婚原因の一つになりますが、客観的な証拠によりDVやモラハラの存在を証明できなければなりません。そのため、計画的にモラハラやDVの証拠を確保することが非常に重要です。
次に、安全の確保です。特に、DVの被害を受けている場合には、離婚手続が引き金となって加害行為が深刻化することもあります。そのため、シェルターに一時避難したり、速やかに弁護士等を代理人に選任するなどして、家族の身の安全を確保するようにしましょう。場合によっては、裁判所に対して保護命令の申立てをすることも検討するべきです。
最後に、離婚手続を進める際には、弁護士などの専門家に相談・委任することが非常に有効です。弁護士は、モラハラやDVの具体的な状況に応じて法的アドバイスをしてくれるため、安心して離婚手続きを進めることができます。
弁護士に依頼するメリット
DVやモラハラの被害を受けている場合、弁護士に依頼することには多くのメリットがあります。
まず、弁護士は法律の専門家であり、DVやモラハラに対応するための法的措置を適切に講じることができます。
例えば、保護命令の申立てや離婚調停の申立てといった裁判所の手続きを弁護士に一任することができます。
また、弁護士が被害者の代理人として交渉の窓口となることで、被害者が抱える精神的な負担を軽減させることができます。DVやモラハラの被害者は、日常生活の中で深刻な恐怖や不安を感じることが多いため、代理人による適切なアドバイスや支援が不可欠です。
DVやモラハラなどの深刻な問題に対しては、専門家である弁護士の力を借りることが重要です。弁護士に依頼することで、被害者は自身の安全と権利を守り、最適な方法で問題を解決に導くことができます。法的な支援と専門的なサポートを通じて、被害者は確実に新たな一歩を踏み出すことが出来るでしょう。